Shutter Chance
(山口プロジェクト)

秋吉台国際芸術村企画 文化庁 地域文化振興プラン事業 Beyond the World -アートで超える- vol.4  Shutter Chance 山口プロジェクト FCAによる制作日記です。 市内を見渡せる道場門前大駐車場の屋上にて、山口の過去・現在・未来の絵を「やまぐち山水パノラマ画」として、参加者と一緒に描き上げていきます。参加方法は2つ。〈現場に来る〉または、〈メールを送る〉のいずれかです。皆様のご参加お待ちしております。壁画制作の様子はこのブログでご確認下さい。完成は2010年1月9日です。


2010年1月11日月曜日

2010.01.09sat最終日


一ヶ月(10日間)にわたり制作をしてきましたが、最終日となりました。12時の完成式に向けて午前中は隙間が多い箇所に手を加えようとしました。時間的に全部描くのは無理なので線描を主に描こうとしましたが、それでも筆の動きが小さくなった癖は大胆には描くことができませんでした。むしろ参加して下さった方々は、大胆にそれぞれがすてきな絵を描いてくれました。

時間になった完成式に足を運んでくださった商店街の会長さんは、“路地には表通りより歴史的にも文化的にも魅力的なものが多く残っていると思っている。この壁画も人目に触れる場所ではない所だが、文化の一つとして訪れて見てくれると良いと思う。”と云うようなことを云われておられた。また、ニューヨーク在住の原田さんの旦那さんマリオさんは、“山口を訪れた人がこの壁画を見ながら一つひとつ描かれたものの説明を聞くことで、よりこの街のことを知ることに繋がり、コミュニケーションの切っ掛けになるのではないか”と云うようなコメントをくれました。
感謝です。

まだ制作に追われ私自身整理できていませんが、屋外制作を行うには最も過酷な時期になってしまった壁画制作ですが、箱根駅伝のダイジェストをたまたまTVで見ましたが、なぜ故にそこまで自分をいじめ付けるのか考えさせられました。寒い時期に参加して下さった皆さん、ありがとうございました。

この壁画は他の目的がない限り残っていると思います。
何を描いているのか描こうとしたのか、実際の風景と照らし合わせながら見て頂ける有り難いです。

追記1/12:とりあえず忘れてはいけないと思ってメモ代わりに慌てて書いたので書き漏らしていましたが、この日多くの方が足を運んで完成を祝って下さりとても感謝しています。ありがとうございました。


参加者:小畑(母)さん、小畑さん、内山さん(芸術村)、中村さん、増田さん、道場門前商店街会長さん、中野先生と留学生、松尾さん、曽田さん

参観:管理人さん、原田さん、マリオさん、友利さん、藤井さん、村田さんご夫妻(遊工房/東京)、末永さん(山口商工会議所)、松尾さんの奥さん、曽田さんご紹介の女性


2010年1月9日土曜日

いよいよ完成式(1/9)

本日12時(正午)より完成式を行います。
山の稜線を描くところから始めた山口プロジェクト。その後どうなったかご覧下さい。
ブログでは現場のロケーション、空気や光、時間などを含めた壁画の全貌を伝えることができません(当然ですが)。会場に足を運び見て頂けると有り難いです。
なかなか天候に左右され思う様に制作が行えませんでしたので、まだ壁に描き加えられるところもあります。まだ手を入れられてない方、是非一筆描き加えて行って頂ければと思います。
本日は10時から最後の作業を開始し、17時まで描く事ができます。
皆様のお越しをお待ち致しております。

2010年1月8日金曜日

2010.01.07thu9日目


丸一日制作できる最後の日。
待合室をストーブで暖めながら作業をしていましたが、なかなか手が離せません。結局1回も休憩でストーブに当たることなく描いていました。

全体を星で覆いたくなりました。
小畑さん(母)は、大きく熱帯魚でも描いているのかと思ったら、山口市のゴミ袋でした!
少しずつ眼差しに変化が起きて来ている様で、頼もしく感じました。


参加者:小畑さん(母)、小畑さん

参観:原田さん

2010.01.06wed8日目


雪が舞う中、描きました。それもそのはず、今シーズン最も寒い日本全国大寒波です。
前日(1/5)あまりの寒さに、荷物置き場の倉庫に使っている待合室で風を凌いでいると、管理人さんがストーブを持って来たら?と云ってくれたので、素直にストーブを持って来ました。残り日数が少ないので殆ど待合室に行く機会は少なかったのですが、それでもしばしの休憩時間に火があると嬉しい。風も吹かないし、、、、。
永田さんは僕の市営バスを描きたいと云う期待に応えて、今は走っていないらしい旧市営バスを描いてくれました。大胆な描き方が肝の太さを表している様でとても素晴らしいのですが、行き先に僕の名前をデカデカと描いてしまったので、訂正させて頂きます。(大抵のものは描いてくれた人を尊重してそのままにするところですが、、、)すみません。<(_ _)>

壁画とは関係ありませんが、帰りにちょっと用事で暗くなり車を走らせた途端に路上でガス欠。周りにガソリンスタンドなんてありません。(T.T)
やっと見つけたGSのお姉さん(美人)は気っ風が良く仕事も終わるから車まで載せて行ってあげようと云ってくれました。こんな出来過ぎたドラマの様な一コマ、本当にあるんですね。(^_^)


参加者:小畑さん、小畑(母)さん、増田さん、永田さん

参観:管理人さん、原田さん

差し入れ:チョコクッキー&ハッピーターン&ココア味のキャラメル(増田さん)

2010年1月7日木曜日

残り2日

昨日8日目の報告が後回しになってしまいましたが、本日7日が実質丸一日制作できる最後の日となりました。
9日は正午より完成式を行う予定です。
まだ筆を入れていない方、駆け込みでお越し下さい。

天気は怪しい様なので、様子を見ながらの作業となります。

2010年1月6日水曜日

2010.01.05tue7日目


宇部は朝から雪と雨が一緒に降るのに加え風も強く、残り3日となって作業できないかと思われましたが、午後から山口は大丈夫と云うことで急いで駆け付けたところ、太陽も顔を見せ、壁面も乾いていました。
小畑(母)さんは既に屋上に上がり描いておられました。すみません!小畑(母)さんは、雪舟の肖像画のスケッチを準備し、雪舟庭方面へ下描きをして待っておられました。本当にありがとうございます。
午前中問い合わせがあった元宇部の学芸員の藤井さんに午後再開の連絡をした後、タイミングよく中村さんから問い合わせがありました。描いていることを伝えると、駆け付けてくれました。ありがとうございます。
震えながら筆を走らせていましたが、雪も舞って来ました。防府から藤井さんも到着し、童謡「ゆきやこんこ」の犬の様にテンションが上がります。
ネイティブな山口市民が現場にいないので確認ができませんでしたが、ゴミ収集車のデザインや市営バス、その町で馴染みのあるタクシーなど、その町ならでは生活の色を散りばめたいと思いながら残り少ない日程でイメージも膨らみます。
残り3日。


参加者:小畑(母)さん、中村さん

参観:藤井さん



2010年1月5日火曜日

再開2010.01.05午後

山口に来てみると思ったよりいい天気。
年明け最初の作業を再開致します。